目標や目的意識を持たない方が可能性が広がる

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●映画『キャスト・アウェイ

 

制作者に聞かないと結局何を言いたい映画だったのかハッキリしないけれど、これはスピリチュアルなテーマではないかと解釈した。

精神世界ではおなじみの「今ここ」とか「在るだけ」という言葉の意味を理解したければトム・ハンクス演じるこの映画の主人公をよ~く観察してみるといい。

 

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キャストアウェイは「十字路」という意味で、ラストシーンで主人公が十字路の真ん中で立ち往生する。それはどっちに行けばいいかわからないからで、無人島に漂流する前の目標と目的意識を持って時間管理をしていたデキる男とはまるで正反対の人格に変わっている。

削ぎ落とされちゃったのよね。無人島生活で無力感や絶望を味わったことで。無人島から帰還した彼の言葉によって解説されている。「俺は一度死んだ」「過去(すべて)を失った」「ただ生きているだけ」。そう、目的意識を持たなくなった。それが「今ここ」「在るだけ」に繋がる。

婚約者と復縁しなかったのは「俺は一度死んだ」から。もう過去の彼とは180度変わってしまった。元カノが愛していた彼ではなくなったんだな。ああ切ない…。

 

そんなわけで婚約者とも完全にお別れして人生の方向性がない主人公は一体この先どうなるのか…は語られずストーリーは終わっている。

個人的にあの結末のその後の主人公がどんな人生を送ったのかが気になるのだけど、あえて想像してみると、「今ここ」に集中できるようになった人は向かうところがなくなるためとりあえず気ままにブラブラしたり好きなことをやる。すると直感や偶然の出来事に導かれて思わぬ幸運のスパイラルが起きるようになる。それを表現した映画がフォレスト・ガンプ 一期一会 ― だ。

  

キャスト・アウェイ」も「フォレスト・ガンプ」も人生をコントロールするのをやめなさいっていう精神世界の話なのよね。思い通りにしない方が思い通りになるよっていう。どっちもトム・ハンクスロバート・ゼメキス監督コンビだし!

 

 

 

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